2008年 6月 12日
ノーカントリー
「あの暴力描写をコーエン兄弟はどう表現するんやろっか?」
って原作を読んだ兄ちゃんが言いよったから
この作品はきっと、銃撃や暴力シーン満載なんやろうなぁって思ってました。
実際、その期待は裏切られたのですが、いい意味で。
でも、殺人役の俳優さんの顔はホラー映画なみで
特殊メイクもない分、よりいっそう怖かった。
殺される、死んでいくのは何の意味もない
無慈悲な世界が描かれてて
そう、ちょうど秋葉原の事件が浮かびます。
もし、死というものが人間の最後じゃないって思う人が
純粋に殺人を犯していったらどうなるかとか、
何か変なこと考えてしまいました。
うまくいく幻想的な作品ばっかり上映するんじゃなくて
もっとこういう作品を増やしたらいいのにな。
この作品、北九州では戸畑しかやってないらしい。
アカデミー賞もとってるのに、小倉の映画館の事情はほんと不思議です。
そしてこの作品、バックにながれる曲にも裏切られました。
というか、音楽がない。
静寂そのものでした。
かえって引き金を引く音や、俳優さんの息づかいに耳がいって
すごい緊迫感だなぁと思いました。
一緒に観にいった安岡娘はトミー・リー・ジョーンズを見て
「BOSSのCMの宇宙人にしか見えない」って言っていた。
かっこいい俳優さんなのにな。
いくらCMで稼いでも、そういう目でしかみられなくなったら
俳優として一番の打撃だなぁと思いました。